立水栓のメリットは以下の4つです。立水栓を設置するときは、立水栓のメリットを知り散水栓との違いを知っておきましょう。頻繁に屋外の水栓を使用する家庭では、立水栓の方がストレスなく使用できるケースが多いです。下記の項目では、散水栓との違いも解説しています。まずは散水栓と立水栓のどちらがライフスタイルに合っているかを確認してみてください。
散水栓は地中に埋められているので、庭の外観を壊さないというメリットがあります。しかし地中に埋め込んであることから、水栓を使用するときに足腰を曲げてかがむ必要があります。頻繁に水栓を使用する家庭では、使うたびに蓋を開けてホースを取り付けることにストレスを感じてしまうケースも多いです。
対して、立水栓は柱が地上に出ており、蛇口までが長いので立ったままの状態で使用できます。かがまずに水栓を使用できるので、足腰に負担がかかりません。頻繁に水栓を使用する場合は、立水栓の方が足腰の負担を減らすことができるでしょう。
また、立水栓は柱が長いので作業しやすいという特徴があります、ジョウロに水を入れるときや、大きめの用具を洗うときにも、立水栓であれば立ったままストレスなく水栓を使うことができます。受け皿がある立水栓であれば、水を出しても跳ね返りなどで足が汚れる心配もありません。
散水栓は、蓋がついているのでホースをつけたままにすることはできません。蓋を常に開けておけば、散水栓でもホースをつけっぱなしにすることは可能ですが、蓋につまずいたり、雨水が溜まったりするリスクがあるので現実的ではないでしょう。
対して、立水栓は柱が長いのでホースをつけたままにしておくことが可能です。柱の部分にフックを取り付ければ、ホースの先の部分を引っ掛けておくこともできます。ホースを使うときにわざわざ準備する必要がないので、水栓を使うストレスを減らすことができます。水やりなどで頻繁に水栓を使う人にとって、ホースをつけっぱなしにしてすぐ使用できる点はメリットが大きいのではないでしょうか。
ただし、ホースの種類によっては、つけっぱなしにすることで、ホースのビニールが劣化してしまうことがあります。立水栓に交換したあとにホースをつけっぱなしにしたい場合は、劣化しにくいホースを選ぶことがおすすめです。
散水栓は、お湯を出すことができません。散水栓を使っていて「お湯が使えたらいいのに」と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
お湯が使えない散水栓に対して、立水栓は水とお湯を切り替えることができます。お湯を使えるので、屋外で体の汚れを落とすなどの作業が可能になります。また、冬にスポーツなどで体や道具を洗う必要が出たときも、お湯を出して使うことができるので快適に屋外の水栓を使用できます。
なるべく屋外で洗いたいと思うものは多いです。例えば、子供が泥だらけにしたおもちゃやスポーツ用品、汚れた靴、ペットのトイレなど、屋外で洗うことができれば衛生的で便利です。立水栓を設置すれば、冬でもお湯を使って汚れ物を洗うことができ、家の中を清潔に保つことができるでしょう。
散水栓は、地中に埋まっているので蓋を閉めておけば目に見えることはありません。水栓を隠しておきたい場合であれば、立水栓よりも散水栓の方がおすすめです。対して、立水栓は柱が長く、常に庭から見える状態です。
近年は、おしゃれな立水栓がたくさん販売されており、庭のインテリアとしておしゃれな立水栓を設置している家庭も多いです。水受け皿がないスタイリッシュな立水栓をはじめ、一見おしゃれな置物のような立水栓まで、さまざまなタイプの製品が販売されています。自宅の雰囲気に合わせた立水栓を選ぶのも楽しいのではないでしょうか。庭の雰囲気に合った立水栓を設置すれば、庭のインテリアとして立水栓を活用できます。
散水栓から立水栓へ交換する場合は、後悔しないためにも交換前にデメリットを確認しておきましょう。立水栓のデメリットは以下の2つです。立水栓に交換する前に、立水栓のデメリットを知っておくことで、交換後の後悔リスクを減らすことができます。
散水栓は、地中に埋まっているので設置スペースは最小限で済みます。対して、立水栓は地上に出ているので一定のスペースが必要です。とくに、大きめの水受け皿を設置する場合は、受け皿以上のスペースが必要になるので、敷地のチェックが必要不可欠です。敷地に広いスペースがない場合には、立水栓の設置に慎重にならなければいけません。無理に立水栓を設置すると、駐車しにくくなったり、草木のスペースが奪われたりする可能性があります。
ただし、近年は省スペースで設置できる立水栓も販売されています。立水栓を設置するスペースに制限がある場合は、省スペースで設置できる立水栓の導入を検討してみましょう。また、水受け皿がないタイプの立水栓も販売されているので、スペースに制限がある場合は水受け皿のない立水栓の導入を検討してみてください。
散水栓の場合、蓋が閉まっていれば、よほどのことがない限り衝撃によって壊れることはありません。
対して、地上に突き出ている形の立水栓は衝撃によって折れてしまったり、ヒビが入ってしまったりというトラブルが起こる可能性があります。衝撃によって立水栓が破損する理由はさまざまですが、車で立水栓にぶつかってしまったり、台風による飛来物や地震などで衝撃が加わったりすることが考えられます。
立水栓の破損を防ぎたい場合、駐車場から離れたところに立水栓を設置する、飛来物から守れるような家の影などに立水栓を設置するなどの対策が必要です。とくに、子供がいる家庭はおもちゃをぶつけてしまうことも考えられるので、立水栓を設置する場所は慎重に選ぶ必要があります。
立水栓に交換するときに、DYIができれば設置費用が安く済むと考える人も多いのではないでしょうか。戸建てで、自分の家の敷地内であれば、散水栓から立水栓に交換する工事をDIYで行うことは可能です。
ただ、DIYに慣れていない人や、水道管に関する知識がない場合は難しい作業です。無理にDIYで散水栓から立水栓へ交換すると、給水管を破損させてしまうなどのトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。
結論から述べると、散水栓から立水栓へDIYで交換することは可能です。ただし、散水栓から立水栓への交換工事は、使用する道具や部品に関する正しい知識と、水道管を正しく接続できる知識が必要になります。
今ある散水栓を取り外して立水栓へ交換するためには、ハンマーやスコップ、ノコギリ、軍手、接着剤、パイプカッターなどが必要です。設置する立水栓によっては、特別な道具や部品が必要になる場合もあります。立水栓を設置する場所によっては、コンクリートを壊して作業を行う場合もあり、コンクリートを壊すのであれば、補修用のコンクリートを扱う作業も行わなければいけません。
また、立水栓を新たに取り付ける場合は、給水管を切って繋げる作業が必要です。給水管は、しっかり接続しなければ水漏れを起こしてしまうので、正しい方法で給水管を接続する必要があります。
散水栓を取り外し、立水栓へ交換工事を行う場合は、立水栓の取り付けに関する知識はもちろん、水道管の長さなどの計算や、道具や部品に関する知識が必要です。正しい知識と必要な道具がそろっていない状態の場合、立水栓の設置は難しい作業になります。
立水栓に関する知識を持っていても、部品や道具がなければDIYできません。立水栓をDIYで取り付けるのに必要な道具がそろっている場合は、業者に依頼するよりも安い費用で立水栓を取り付けることができるでしょう。
しかし、必要な道具を一から買い揃える場合、業者に依頼するよりも費用が高くなってしまう可能性が高いです。この先、ほかの場所でDIYをするために道具を買い揃えるのであれば問題ありません。しかし、立水栓の工事費用を安く済ませるために、ノコギリなどの道具を買い揃える場合は業者に依頼する方が安く済むケースが多いので注意が必要です。
DIYで散水栓から立水栓へ交換するときは、以下の手順で行いましょう。それぞれの詳しい手順と、注意点を解説しています。自分で立水栓を取り付けたい人はもちろん、まだDIYするかを迷っている方も参考にしてみてください。
立水栓を取り付けるためには、水道の元栓を閉める必要があります。水道の元栓を閉めずに作業を行うと、作業時に水が溢れ出すので必ず水道の元栓を閉めたことを確認してから作業を行いましょう。
水道の元栓は、敷地内の地中に設置されていることがほとんどです。水道の元栓は、水道のメーターボックスのなかに設置されています。水道のメーターボックスは、玄関脇などの敷地に入ってすぐの場所に設置されていることが多いです。メーターボックスの場所がわからない場合は、敷地の外側から探してみると良いでしょう。水道の元栓は、ハンドルを時計回りに回すことで閉めることができます。反対に、止水栓を開けるときは反時計回りに回しましょう。
止水栓が閉められていると、家への給水が止まり、家の中の水道を使うことができません。キッチン、お風呂はもちろん、トイレも使用できなくなってしまうので、作業時には注意が必要です。とくに、家族が在宅している休日に作業を行う場合は、トイレを含めた水道が使えなくなってしまうことを、事前に知らせておかなければいけません。
散水栓から立水栓に交換する場合は、散水ボックスを撤去しなければいけません。散水ボックスを撤去は、以下の手順で行うことができます。
手順を見ると単純で簡単なように思えますが、散水栓の周りを掘り出す作業は意外と重労働です。とくに、散水ボックスがコンクリートで覆われている場合は、コンクリートを斫り、散水ボックスを取り外す必要があります。コンクリートから散水ボックスを取り出すときは、コンクリートカッターやハンマーなどを使用します。コンクリートを割るときは強い力が必要なので、給水管を傷つけてしまわないように注意が必要です。
もし、給水管を傷つけてしまったら、立水栓を取り付ける前に給水管を修理する必要があります。給水管の修理は、補修テープを使うことで応急処置ができます。ただし、補修テープを使った水道管の修理は、あくまでも応急処置です。破損してしまった給水管は、正しい方法で修理しなければ水漏れを起こしてしまう可能性があります。もし、給水管を傷つけてしまった場合には、なるべく早く専門の業者に依頼するようにしましょう。
散水栓のある位置とは異なる場所や、散水栓から離れた場所に立水栓を設置する場合、給水管を伸ばすために地面を掘る必要があります。立水栓は、散水栓とは異なり地上に飛び出している形なので、邪魔にならない場所に設置位置を決めましょう。
立水栓を設置する場所が決まったら、散水栓から立水栓を設置する場所まで一定の深さで地面を掘りましょう。地面を掘り終わったら、給水管を延長する作業を行います。給水管を延長するときは、水漏れが起きないようパイプ同士がしっかり結合しているかを必ず確認してください。
コンクリートがある場所に立水栓を取り付けたい場合は、コンクリートを一度壊して給水管を引く必要があります。コンクリートを掘り出すのは、プロでも大変な作業です。立水栓の設置でコンクリートを掘り出す必要があるか事前に確認しておく必要があります。
立水栓を設置する位置に給水管を引き伸ばせたら、立水栓を設置しましょう。立水栓を取り付ける手順は、以下の通りです。
立水栓の取り付け方法は、購入した立水栓によって異なります。購入した立水栓によっては、DIYでの取り付けが難しい場合があります。立水栓を購入するときに、DIYで取り付けできそうかを必ず確認しておきましょう。
また、立水栓は散水栓よりも凍結や衝撃で破損してしまうリスクが高いです。凍結防止には、適度に日が当たる場所に設置する必要があるでしょう。衝撃による破損を防止するためには、駐車スペースから離れた場所に設置するなどの対策が必要です。
自分で立水栓を設置する場合は、設置位置や設置方法に関するプロの意見を聞くことができません。立水栓を設置したあとのトラブルを防止するためにも、立水栓を取り付ける位置や方法は事前によく確認する必要があります。
立水栓に水受け皿を設置する場合は、受け皿の設置と排水管を設置しなければいけません。水受け皿の設置方法は、立水栓の設置説明書に記載されているので、必ず確認してから行いましょう。水受け皿や蛇口を取り付け、取り付けた立水栓から水が出ることを確認できれば、作業は終了です。このとき、給水管や立水栓から水漏れがないかを必ず確認しましょう。
また、モルタルやレンガを使用して、自作の水受けをDIYする方法もあります。ただし、水受け皿を一から自作する方法は、DIYに慣れていない人には難しい作業です。水受け皿をDIYする場合は、モルタルやレンガに加え、砂利やモルタルを塗りつける道具などが必要になります。とくにDIY初心者の場合は、失敗して立水栓が汚れてしまうこともあるので、DIYはおすすめできません。
ここまで、散水栓から立水栓にDIYで交換する方法を解説しました。中には、DIYでやるのは難しそうと感じた人もいるのではないでしょうか。立水栓は、水道管やDIYに関する知識がないと、難しい作業です。時間がかかってもDIYしたいと思っても、何日も水道を止めておくのは現実的ではありません。
また、購入した立水栓によって設置方法が異なるので、どの立水栓を購入しても同じ方法で設置できるわけではありません。DIYで立水栓を設置するのが不安な場合は、業者へ依頼する方法がおすすめです。プロである専門の業者に工事を依頼することで、安心して立水栓工事を行ってもらうことができるでしょう。
散水栓から立水栓へ交換する費用の相場は、3万円から10万円程度です。散水栓から立水栓に交換する場合、立水栓の本体費用と給水管の延長工事によって費用が変動します。
立水栓は、1万円ほどの安価な商品もあれば、10万円を超える高額な商品も販売されています。散水栓から立水栓へ交換するとき、費用をなるべく抑えたいのであれば、安価な立水栓を選ぶことがおすすめです。
また、今ある散水栓から立水栓を設置する場所までが遠い場合、給水管の延長工事が必要になります。散水栓から立水栓の距離が遠いほど費用が高くなります。散水栓から立水栓への交換費用を抑えたい場合は、なるべく散水栓から近い場所に立水栓を設置するのがおすすめです。
散水栓から立水栓へ交換する工事は、半日から1日程度かかります。交換工事を行なっている間は、水道の元栓が閉まっているのでトイレを含めた水道を使うことができません。専門業者に依頼する場合は、工事の時間などを確認しておくようにしましょう。
散水栓から立水栓へ交換する工事を依頼する場合は、複数社から見積もりを取りましょう。立水栓の本体費用はもちろん、工事費用も業者によって費用が変動します。信頼できる業者に依頼するのはもちろんですが、なるべく工事費用を抑えるためにも相見積もりを取ることがおすすめです。相見積もりを取ることで、極端に工事費用が高い業者に工事を依頼してしまうのを防ぐことができます。専門業者から見積もりを取るときは、以下の3点に注意してください。
まず、見積もりを取る前にキャンセル料がかかるかを確認する必要があります。業者の中には、見積もり後のキャンセルに費用がかかるケースがあるので、相見積もりを取る際は必ず確認しておきましょう。
また、散水栓から立水栓を設置する場所への距離がある場合は、現地調査をしてもらうことがおすすめです。現地調査をしてもらえば、詳しい見積もりをしてもらいやすくなります。見積もり後に作業を依頼した場合も、給水管の延長で追加料金を請求されたというトラブルも防ぐことができます。
複数の業者から見積もりを取ったら、工事費用だけではなく見積もりの内容を確認しましょう。見積もりの詳細によく分からない費用がある場合や「その他経費」などが極端に高い場合は、業者に何のための費用なのかを確認する必要があります。確認してもわからない費用が加算されている場合は、トラブルを防ぐためにも依頼は控えるのが無難です。
散水栓から立水栓への交換工事は、DIYに慣れている人でも難しい作業です。給水管を破損させてしまったり、設置するはずの立水栓を壊してしまったりしたら、業者に依頼するよりも高い修理費用が必要になってしまいます。
DIYで余計なお金が発生する前に、プロである専門業者への依頼を検討してみましょう。理想の立水栓がある場合、自身で購入したものを業者に取り付けてもらうことも可能です。イースマイルでは屋外の水栓工事も対応可能で、休日の工事も可能です。相談は24時間365日受け付けているのでまずはお電話からお気軽にご相談ください。
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