ウォシュレットを交換した方がよいのか、修理に出した方が良いのか、判断が付かないという方も多いのではないでしょうか。
長く使いたいウォシュレットですが、製品には寿命が付きものです。交換のタイミングを知っておけば、事前に備えておくことができるでしょう。
ウォシュレットの交換のタイミングは主に2つあります。
ウォシュレットの寿命の目安は7~10年程度といわれていますが、環境や使用頻度によっても寿命は変化します。定期的に点検をして、問題があればその都度対処することが大切です。
ウォシュレットが故障している場合、そのまま放置すると発熱や発火などのリスクがあります。重大な事故につながる恐れもあるため、ちょっとした不具合や故障に気づいたときは早めに修理や交換を検討しましょう。
ウォシュレットに不具合が発生したときも、交換のタイミングだといえるでしょう。
ウォシュレットの不具合は主に4つ挙げられます。
1つめは「水漏れ」です。ウォシュレットの水漏れは、漏電やトイレ床の腐食などを招きかねないため、早急な対処が必要です。
まず、コンセントを抜いて止水栓を閉めましょう。その後、取扱説明書を確認しながら水漏れ箇所を確認します。
パッキンやフィルターが破損していたり汚れていたら洗浄・部品交換を行います。
もし、水漏れ箇所が分からなかったり自身での作業が困難な際には、プロの業者への依頼をおすすめします。
2つめは「水が出ない・止まらない」ことです。この症状の場合にはコンセントから電源プラグが抜けていたり、水量設定が「弱」になっている可能性が挙げられます。
電源プラグを挿し直したり、水量を確認しても改善が見られない場合は、ウォシュレットが故障しているかもしれません。
3つめは「ノズルが出てこない」不具合です。はじめに、ウォシュレットとリモコンの電源が確保されているか確認しましょう。
そこに問題が見られなければ、経年劣化でノズルの取付がずれている可能性も考えられます。きちんと設置されているか、目視することも大切です。
4つめは「リモコン・センサーが反応しない」ことです。この2つが反応しないときは、電源プラグの抜けや電池切れを疑いましょう。
場合によってはブレーカーが落ちていることも考えられます。電源の大元であるブレーカーのチェックも欠かさないようにしましょう。
もし、電源が確保されているにも関わらず反応しない場合には、故障している可能性が高いといえます。
自分でウォシュレットを交換するときは、気をつけたいことがあります。ここでは、ウォシュレットを自分で交換するときのポイントを紹介します。
なお、ウォシュレットを取り付けるときの詳しい手順を知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
ウォシュレットを交換するには、複数の部品や工具が必要です。ウォシュレットを交換するなら、プラスドライバー、マイナスドライバー、スパナなどの工具も事前にそろえておくと安心です。
必要なものがそろっていないと、作業を始めてもウォシュレットを交換できない可能性があるため、きちんと準備しておきましょう。
もともとついている部品に関しても、自分で扱えるかどうか慎重に判断する必要があります。一般的によく使用されている部品だとしても、トイレの構造を理解していなければ誤った扱い方をしてしまう場合もあります。
また、部品が劣化していると、普段よりも扱いにくくなっている恐れもあるため要注意です。
トイレやウォシュレットは、製品によって扱い方が異なります。ウォシュレットを正しい手順で交換するには、あらかじめ説明書をよく読んで作業内容を確認しておくことが大切です。
説明書には注意点も記載されているので、あわせてよく確認しておきましょう。注意点を守らないと、トイレやウォシュレットの劣化を早めたり破損させたりする恐れもあります。
必要なことをきちんと理解したうえで、交換の作業を始めることをおすすめします。
ウォシュレットの交換をするときは、事前に止水栓を閉めておきましょう。止水栓を閉めずに作業を始めると水漏れの原因になります。止水栓のネジやハンドルを、回らなくなるところまでしっかり閉めます。
止水栓を閉めたら、トイレのレバーを回して着実に閉まっているか確認することも重要です。レバーを回しても水が出なければ、止水栓がきちんと閉まっているということになります。
止水栓を閉めても水が止まらない場合は、水道メーターの近くにある止水栓も閉めてください。
なお、作業が終われば止水栓を再び開ける必要があるので、回転数を確認するなどして止水栓がどれくらい開いていたか覚えておきましょう。
もともとトイレにウォシュレットがついている場合、電源プラグがコンセントに接続されています。ウォシュレットの交換を始める前に、電源プラグは必ず抜いておきましょう。
電源プラグをさしたまま交換作業をしていると、感電を引き起こす危険があります。止水栓を止めていても、何らかの原因により水が飛び散る可能性もないとはいえないため万全を期しておきましょう。
ウォシュレットを交換し終えたら、再び電源プラグに接続してください。
分譲マンションでトイレのウォシュレットを交換するときは、事前に管理会社に連絡しておくとスムーズです。基本的にトイレは専有部分にあたるため、自由にリフォームや設備の追加ができます。
ただし、設備に手を加える場合は、管理会社へ相談しなければなりません。
また、マンションの設備はつながっているため、作業中にトラブルが発生すれば他の部屋にも影響が出る可能性があります。あらかじめ交換の日時を伝え、注意点などがあればきちんと確認しておきましょう。
ウォシュレットは自分で交換することも可能です。ただし、自分で交換するとなると失敗するリスクもあります。ここでは、ウォシュレットを自分で交換するときによくある失敗について解説します。
ウォシュレットを交換をするときは、給水管と接続する必要があります。止水栓を止めずに作業すれば、水が周囲に漏れてしまうので要注意です。
水を止めて作業を始めたつもりでも、正しく操作できていなければ水漏れが発生する恐れがあります。
作業中に水が漏れてトイレが水浸しになった場合、ウォシュレットを交換する作業に加えて掃除の手間もかかります。大量の水が漏れると下の階まで影響を及ぼす可能性もあるため、十分に気をつけましょう。
トイレの設備が古い場合、部品が取り外しにくくなっている可能性もあります。力を加えて無理に部品を取り外そうとした結果、部品やトイレの本体を壊してしまうケースも多いです。
また、ウォシュレットの交換がうまくいったと思っていても、取り付け方法に不備があると、後になって部品やトイレの本体が壊れてしまう可能性もあります。設備に緩みやガタツキがあると通常よりも大きな負担がかかるということも念頭に置いておきましょう。
トイレの設備が壊れると自分で直すのは難しいため、業者に依頼して設置していれば発生していなかった費用をかけて、修理を依頼しなければならなくなります。
トイレの便器のサイズは、エロンゲートサイズとレギュラーサイズにわかれています。タイプによって設置できるウォシュレットが異なるため、交換する前に確認が必要です。
なかにはどのタイプにも設置できるウォシュレットがありますが、トイレのタイプに合わない製品を購入すれば、自宅のウォシュレットとは交換できません。
また、ウォシュレットを取り付けられるかどうかは、トイレ本体から壁までの長さも関係しています。ある程度の幅や広さがないとウォシュレットを交換できないため、あわせて確認しておきましょう。
人によっては、ウォシュレットの交換は業者に依頼したほうがスムーズにいく可能性があります。ここでは、業者に交換を頼む方が向いている人の特徴について説明します。
自分でウォシュレットを交換した場合、後からトラブルが発生してもメーカーの保証を受けられない可能性があります。
なぜなら、メーカーによる保証はあくまでも製品の品質に対するものだからです。自分で交換すると、取り付け方法の不備により発生したトラブルは保証してもらえないことが想定されます。
一方、業者に交換を依頼すれば、製品の品質に対するメーカーの保証に加えて、取り付けに対する業者の保証をつけられます。より安心してウォシュレットを使用したいときは、業者に依頼するのがおすすめです。
トイレのタイプによって、交換できるウォシュレットの種類は異なります。業者に相談すれば、専門知識をもとに適切なウォシュレットを選んでもらえます。
また、交換できるウォシュレットの種類は、トイレの室内条件によっても変化する可能性があります。トイレの室内条件はそれぞれの家庭によって異なるため、判断が難しい部分です。
自分で判断できない場合は、業者に相談して取り付けまで対応してもらったほうが確実です。
なお、コンセントの増設が必要な場合でも、業者ならすべての作業を任せられます。
ウォシュレットの交換を自分で行う場合、作業中に水漏れが発生するトラブルを起こしてしまうことも珍しくありません。原因がわからず対処できなければ、周囲が水浸しになったり、他の部屋にも影響が及んだりして状況が悪化してしまいます。
業者は水回りに関する専門知識と技術をもちあわせているため、どのような状況にも適切な対応ができます。万が一、水漏れが発生しても被害を最小限に抑えられるでしょう。
作業中の水漏れをしっかり防げるという自信がなければ、最初から業者に依頼したほうが安心です。
ウォシュレットを交換した後のアフターフォローを希望する場合も、業者に依頼するのがおすすめです。業者なら交換した直後の動作確認はもちろん、後から問題が生じても相談できます。
自分でウォシュレットの交換を行った場合、その後に原因不明の問題が発生しても自分で対処しなければなりません。
業者によってもアフターフォローの充実度は異なるため、依頼する前にしっかり比較して検討しておきましょう。
ウォシュレットを交換すると、それまで使っていたウォシュレットを処分する必要があります。ウォシュレットは粗大ごみとして扱われるため、処分方法に困るケースも多いです。
しかし、業者にウォシュレットの交換を依頼すれば、既存のウォシュレットの処分も含めて対応してもらえます。数千円の費用がかかる場合もありますが、処分費用をもともと工事費に含めているところもあります。
処分方法を考えるのが面倒な場合も、交換作業とともに業者に依頼するとスムーズです。
ウォシュレットの交換を自分で行う場合には、2,000円程の部品・工具購入費と、ウォシュレット本体代がかかります。
工事費がかからないため、比較的リーズナブルに施行することができるでしょう。
自分で交換をすることは、安く済ませられるのが最大のメリットです。
しかし、万が一作業中に破損してしまったり、部品を間違って購入してしまったときには、追加コストが発生するリスクも否めません。
また、作業時間だけでなく、工具やウォシュレットを自身で購入してこなければならないため、実質数日の期間を要します。
業者に任せるよりも時間は多くかかるといえるでしょう。
一方、業者に依頼した際には一般的に工事費のみで10,000円前後かかります。さらにウォシュレットの本体代が発生することも忘れてはいけません。
ウォシュレットの設置状況によっては、別途工事費用が追加でかかる可能性もあるため、事前に見積もりを取っておくのが良いでしょう。
業者への依頼は自身で作業するときよりも割高ではありますが、プロの手による施行のため、安心して作業を任せることができます。
また、作業時間も30分~2時間程度であり、自身で行うよりも短い時間で終わらせられるのも、メリットのひとつです。
現在ウォシュレットは職場・デパートに限らず多くの家庭にも普及しています。
決して安い商品ではないためなるべく長く使いたいものですが、経年劣化は避けられず、約10年程で寿命がくるといわれています。
ウォシュレットが動かなかったり正常に作動しないときには、まず修理を検討しましょう。修理が難しかったり部品が既にメーカー元にない場合は交換が必要です。
修理・交換作業は自身で行うことも可能ですが、作業が難しかったり、慣れない作業のために多くの時間を要します。
下手をすれば「修理で済むはずだったはずなのに、うっかり破損して交換しなければならなくなった」という事態を招きかねません。
プロの業者に任せれば、確実に修理・交換して貰えるだけでなく、短時間で作業を終えられます。
イースマイルなら出張費や見積もり費用がかからず、キャンセル料も発生いたしません。
また24時間365日対応しているので、都合の良い時間にご利用いただけます。
ウォシュレットの交換を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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