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トイレつまりは自分で解決できる!家にある道具で解消と予防をしましょう:イメージ
つまり 更新日:2024年6月13日

トイレつまりは自分で解決できる!家にある道具で解消と予防をしましょう

トイレは毎日使用するものなので、トイレつまりが起こってしまうと非常に不便で日常生活にも支障をきたしかねません。

トイレが詰まってしまった際にはすぐに解決しようと自分で無理に作業をして悪化させてしまうという方も少なくありません。

本記事ではプロの目線から今までの経験を活かしてトイレつまりの解消方法を解説します。応急処置の方法や自分で修理する方法、トイレつまりの予防方法まで紹介するので参考にしてください。
目次
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まずは応急処置をしましょう

トイレつまりが起こった際に焦って行動をするのではなくまずはその場でできることをして被害を最小限にとどめておくことが重要です。

ここでは応急処置の方法を詳しく解説するので、まずは参考に応急処置をしてみてください。

応急処置の手順
  • 1.止水栓を閉める
  • 2.温水洗浄便座の電源プラグを抜く
  • 3.目視できる原因を除去する
  • 4.便器に溜まっている水を汲み出す

止水栓を閉める

トイレが詰まっている場合は水が流れずに溢れ出してしまう可能性があります。トイレつまりの際、便器には汚水が溜まっていることが多いので便器から水が溢れ出してしまうと内装を汚してしまったり悪臭の原因になることもあります。

また、床材や壁に水がしみることで腐食させてしまうことにもつながるため、こうならないように詰まりに気づいたら止水栓を閉めて水の供給を絶ちましょう。止水栓を閉めてしまえばこれ以上水が増えることがなく、水が溢れ出すことを阻止できます。

トイレの止水栓はトイレ個室内に設置されていることが基本で、便器後方の壁や床からタンクやトイレ本体に伸びる給水管の途中に設置されています。トイレに設置されている多くの止水栓はマイナスドライバーを使用して閉めることができるので時計回りに回して閉めてください。

もし家にマイナスドライバーがない場合にははさみや定規、スプーンのような薄くて硬いものであればネジの溝に差し込んで回すことができますので試してみてください。

タンクレストイレはトイレの中にあることも

TOTOのネオレストのようにタンクレストイレと呼ばれる製品では見える位置に給水管がなく、内部に収納されていることがあります。これらの便器では左右にパネルがありパネルを外すことで止水栓が露出しますのでこちらを閉めてください。

タンクレストイレではネジ式ではなく水栓のようにハンドルが付いた手締めタイプの止水栓が使用されていることも多く、この場合はそのまま手で閉めることができます。

TOTO公式ホームページ:止水栓の閉め方と調整方法

止水栓が閉まらないときは元栓を閉めてください

トイレ内で止水栓が見つからない場合や、ハンドルが固く回らないような場合では家全体の水を止めてしまうのがよいでしょう。止水栓で水を止める場合はトイレ以外の設備は普段通りの衣装ができますが、家の元栓を閉めて水を止めた場合は開栓するまで水の使用はできない点に注意してください。

家の元栓は敷地内の地面に青い蓋で埋め込まれていることが多いです。戸建住宅であれば敷地内の元栓を閉めてしまえば水を止めることができますが、集合住宅では自分以外の部屋の水を止めてしまわないように注意してください。

屋外にある水道の元栓▲家の敷地内に丸や四角の青い蓋があります

温水洗浄便座の電源プラグを抜く

止水栓を閉めたあとは温水洗浄便座を使用している過程であれば念の為電源プラグをコンセントから抜いておくことをおすすめします。

作業をしている最中に水がはねてかかってしまったり、溢れ出した水がプラグにかかることで故障の原因になることがあります。感電のおそれがあるので必ず乾いた手でプラグを抜き、ビニール袋をかぶせて高い位置に置いておきましょう。

目視できる原因を除去する

ここまでの作業が終わったらいよいよつまりの原因を解消していきます。トイレットペーパーや異物など目で見えるものは除去することで改善することがあります。

便器内に見える異物は可能な範囲で取り除いてください。特に流してはいけないアクセサリーやスマートフォン等の硬いものは便器や排水管を傷つけることもあるので必ず取り除くようにしてください。

前述通りトイレには汚水が溜まっているため、異物を除去する際には感染症などを防ぐために素手ではなくゴム手袋などをして作業をするようにしてください。

便器に溜まっている水を汲み出す

ある程度異物を除去したら普段のトイレの水位になるように水を汲み出してください。このあとつまりの原因を除去する際に水が多いと水が溢れてしまう可能性があり、周囲を汚してしまうおそれがあるためです。

灯油ポンプのように水を汲み出せる道具があれば利用するのがおすすめですが、ない場合には便器に入るサイズのペットボトルや使い捨てのプラコップなどを利用するとよいでしょう。

自分でできるトイレつまりの解消方法

応急処置が終わったあとは自分でできる範囲でトイレつまりを解消してみましょう。我々のような業者に依頼せずに自分でつまりを解消できればお金をかけずに解決できます。

自分での作業前に必ず確認してください!

ここで注意をしておきたいのは2点。ひとつはトイレットペーパーのような流しても良いものが原因で詰まっている状態であることです。

スマートフォンのように流してはいけないものが奥に流れてしまっているようなケースでは自身で除去するのはほぼ不可能です。下手に作業をして奥に押し込んでしまうとトイレを一度外してから回収をする必要があり、修理を依頼した際の費用が高くなるためです。このようなケースでは無理に作業をしようとせず我々プロの水道業者へお任せください。

ふたつめは自分に難しいと感じた時点で作業を中断して水道業者を呼んでください。難しい作業を無理にしようとすると状態を悪化させてしまうばかりか、トイレを破損させてしまうこともありえます。その場合は修理代以上にお金が必要になるのはもちろんですが、数日間トイレが使用できないなど日常生活にも支障をきたします。

少しでも難しいと感じたり、不安に思った方は水道業者に相談することをおすすめします。イースマイルでは24時間365日お電話を受け付けています。深夜でも正月でも割増料金なしですぐに駆けつけしますのでお気軽にご相談ください。

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今すぐできるつまり解消方法を紹介

ここでは今すぐできるつまりの解消方法を3つ紹介します。使用する道具は家にあるもので代用ができるので参考にしてください。
やり方が簡単なものから順に紹介をしていきます。

  • 水圧を使ってつまりの原因を流す
  • つまりの原因をほぐして流す
  • 専用の道具を使用してつまりを解消する

水圧を使ってつまりの原因を流す

最初に紹介するのは水圧を使ってつまりの原因を流す方法です。上で紹介した応急処置をしていない方はまず応急処置を行ってからこの方法を試してください。

この方法ではバケツを使用します。バケツがない場合は洗面器や鍋など5Lほどの水が入るものであれば代用できます。
バケツに水を汲んだらなるべく高い位置から細い滝を作るように便器内の排水口へ水を注ぎ込んでください。水が落下する水圧を利用して異物を奥へ流していきます。

一度で流れない場合は再度溜まった水を汲み出して溢れないように注意しながら何度か試してみてください。軽度なトイレつまりであればこれで解消することがあります。

つまりの原因をほぐして流す

水圧で流れない場合は排水管の奥で異物が固まっている可能性が高く、それが原因なため異物をほぐすことで解消を狙いましょう。

特に道具を用意しない方法であれば50℃程度のお湯を使用する方法があります。トイレに詰まったトイレットペーパーや排泄物は常温の水よりもお湯のほうがほぐれやすいので50℃程度のお湯を便器に注いで1時間ほど様子を見てください。1時間ほど経ったら一度水を汲み出してから上で紹介した水圧を使った方法で解消をするか試してみてください。

家庭によくあるものを利用した方法では重曹とクエン酸を用いる方法があります。どちらも掃除で使用することもあるものなので用意しやすいかと思いますが、クエン酸がない場合はお酢で代用しても問題ありません。これらを混ぜることで二酸化炭素が発生し、その気泡の力を利用してよりほぐれやすくするといいった裏技です。

用意するのは重曹を計量カップの1/4ほど、クエン酸を計量カップの1/2ほどと1:2の比率で用意してください。用意する量が多いと発生した気泡が便器から溢れ出してしまうので注意してください。この作業を行う際には窓を開けて換気扇を回すなど換気をしながら行ってください。有毒ガスが発生するわけではありませんが二酸化炭素量が増えるので酸欠になるおそれがあります。

まずは便器の排水口部分に重曹を入れ、その上からクエン酸を入れます。しばらくすると泡が発生するので50℃程度のお湯を注いで1時間ほど放置します。時間が経ったら水位を戻してから水を流してみてください。

上記の方法を試しても原因がほぐれずつまりが解消しないケースではワイヤーブラシや針金ハンガーを使ってほぐす方法を試します。ハンガーを使用する場合はペンチなどを使ってハンガーを棒状に伸ばしてください。できたものを排水口から奥へゆっくり入れていき、つまりの原因にあたったら小刻みに動かしてつまりの原因をほぐします。ほぐす際には便器を傷つけないように注意して作業をしてください。

専用の道具を使用してつまりを解消する

トイレつまりの解消方法として多くの方が思い浮かぶのはスッポン(ラバーカップ)ではないでしょうか。スッポンはカップ内の空気を一度真空にし、それを引っ張り上げることで封水ごと詰まりの原因を持ち上げ、その勢いで異物を吸引力を利用して引き出す道具です。

家庭にスッポンがある場合はこれを利用して解消するのもよいでしょう。ただこれもトイレットペーパーなどの柔らかいものがつまりの原因であるときに使える方法です。スマートフォンなどの硬いものを勢いよく移動させると便器に当たり傷つけてしまうことがあるのでこのようなケースでは使用しないでください。

スッポンが手元にない場合にはペットボトルでも代用できるので試してみてください。ペットボトルを加工する際には手をケガしないように軍手や厚い手袋をして手を保護して加工してください。
まずはペットボトルの蓋を外し、底から3cmほどの位置をカッターやはさみで切り、底を切り取ります。手には防水のためゴム手袋をして、切り取った底面を下にして排水口に差し込みます。その後ペットボトルの口を手で抑えて空気を閉じ込め、その状態でペットボトルを前後に押し引きを繰り返します。原理としてはスッポンと同じで、吸引力を利用して異物を引き上げる方法です。

ここまで紹介した方法を試しても改善しない場合は原因となっている異物が奥の方にあることが予想されたり、排水管の汚れなどに異物が引っかかっていることが考えられますので水道業者を呼んで解消してもらうのがおすすめです。

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トイレつまりが原因で起こる症状

本項ではトイレつまりが原因で引き起こされる症状を紹介します。それぞれのケースでの直し方も解説しますので思い当たる症状があれば参考にしてください。

流れが悪い

水が流れるもののうまく流れないと感じるときには排水管や便器の奥でつまりが発生している事が考えられます。流れが悪い状態では排水管の水の通り道が狭くなっているケースが多く、大量のトイレットペーパーを流した際に詰まってしまうこともあります。

また、水の勢いが弱いことでうまく汚物を流せない状態も考えられます。このケースではタンク内の部品が原因でタンクに溜まる水量が少なかったり、水が漏れ出してしまっているなどの可能性があります。

よくある節水方法としてトイレのタンクにペットボトルを沈めて水の使用量を減らすようなものがありますが、使用する水量を無理に減らすとしっかりとものを流すことができずにつまりの原因になることがありますのでやらないようにしましょう。

水が流れず水位が上がる

水を流しても汚物が流れずに水位が上がってしまう場合は便器や排水口でつまりが発生している可能性が高いです。軽度であれば徐々に水は引いていきますが、本格的に詰まってしまう前に修理をするのがよいでしょう。

便器内の水が少ない

便器内の水が少ない状態は排水不良が発生している可能性が高いです。トイレつまりというと異物が詰まってしまって流れずに水が溢れている状態を思い浮かべる方も多いですが、つまりが原因で封水が過剰に流れ出てしまうことがあります。

トイレットペーパーは水を吸いやすく、封水から水を吸い上げます。水は空気より重いのでトイレットペーパーに染み込んだ水が排水管に流れ出て、更にトイレットペーパーが水を吸うというメカニズムで水かさが減っている可能性があるためです。

封水が低くなると排水管から上がってくる汚れた空気を閉じ込めることができずに異臭を感じることがあります。

流すときに異音がする

水を流したときに「ゴボゴボ」など異音が聞こえた経験ありませんか?排水時の勢いで空気を取り込んでいるだけのこともありますので以前から音はしているが特に他の症状がでていないような状態であれば大きな心配はありません。

ただし、急に異音を感じるようになったというようなケースでは注意が必要です。排水口に異物があるなどが原因で空気の流れに異変があり、それが原因で空気が逆流しているような場合があります。

排泄物やトイレットペーパーが詰まった

排泄物やトイレットペーパーのようにトイレに流しても問題ないものが詰まってしまったというケースでは、水を流そうしても排水がされずに便器から水が溢れてしまうため無理に流そうとしないようにするのが重要です。

特につまりが排水管の手前であったり、便器内で起こっている状態であれば自身でも直しやすく、仮に水道業者に修理依頼をしてもお金や時間をかけずに修理を依頼できることが多いです。

一方で無理に流そうとして水を何度も流してしまったり、スッポンで解消をしようとしてつまりの原因を奥へ押し込んでしまうと便器の脱着が必要になるなど、作業料金が高価になる危険をはらんでいます。

トイレに流してはいけないものが詰まった

トイレの便器に落としたスマホ▲スマホを落としたときは奥に行く前に除去を

スマートフォンや指輪などのアクセサリを誤って落としてしまい、自分で取ることができない位置にいってしまったようなケースは実際の修理依頼でも多い内容です。

このケースで無理に流そうとしてしまう方は少ないですが、食べ残しやトイレットペーパーの代わり使用したティッシュペーパーは流しても良いものだと思いこんで流してしまうケースもあります。このような勘違いが原因となっているケースでは上記のトイレットペーパーのように何度も流そうとして悪化していることが多いです。

このように本来トイレに流してはいけないものが原因の場合は除去が困難なだけでなく、便器や排水管を破損させてしまう可能性があることを覚えておいてください。

トイレつまりでやってはいけないこと

ここではトイレつまりの際にやってはいけないことを解説します。

誤った対処方法としてやってしまいがちですが、状態を悪化させてしまうばかりでなくトイレの故障や内装工事が必要になるなど大掛かりな工事が求められることに発展する可能性があるので注意してください。

何もせず放置する

しばらく放置すれば改善するかもしれない。一旦考えるのをやめて放っておこう。など面倒に感じたものからついつい逃げてしまいがちですが、水道トラブルの際には放置をしても改善するケースは稀で、多くの場合は悪化をする可能性があるため注意してください。

つまり解消の方法としてお湯や重曹とクエン酸を用いたあとにほぐす時間として時間をおくことはありますが、それ以外の場合はなるべく早めに処置をするようにしてください。

何度も水を流す

トイレの水が流れなかった際に不審に感じて再度水を流してしまうことは少なくありませんが、軽度のつまりでなければ基本的に何度水を流しても流れることはありません。むしろ流れることがなく行き場を失った水が便器から溢れて壁や床を汚してしまう結果になるため注意してください。

便器から溢れた水はトイレの使用目的から汚水であることが多いです。当然衛生的にも問題があり、異臭や感染症の原因になることもあります。また、タイル床のように水洗が前提に作られたトイレでなくフローリングやタイル、クッションフロアの床では床材を傷める原因になります。汚水がしみることで床材の交換が必要になり修理費用がかさむこともあるので注意しましょう。

さらに水を流すことで考えられる悪化状態はつまりの原因が奥に移動してしまう点です。トイレットペーパーを下水道まで流すために水圧がかかるので詰まっている状態でも奥へ移動していきます。初期症状では便器内に原因が残っていたかもしれない状態でも何度か水を流すことで排水管へ移動し、除去が困難になってしまう事例も多いです。

便器の脱着や排水管にトーラーと呼ばれる業務用のワイヤーブラシを使用する方法で詰まり除去をすると費用が高くなりますので無理に対処せずに早めに水道業者に依頼するというのも賢い選択といえます。

お湯をかけて流そうとする

上で紹介したようにトイレットペーパーや排泄物をほぐすために50℃程度のお湯を使用することがあります。ここで注意をしたいのは熱湯ではなく50℃程度のお湯という点です。わざわざ温度を記載しているのは高温のお湯を流すのは危険だからです。

現在日本国内で使用されているトイレの多くは陶器製の便器を採用しています。さらに便器には常温の水が常に接触しているので夏場であってもせいぜい20℃くらいの温度で、冬場では10℃近くまで下がっています。

ここに高い温度のお湯が急に触れることで亀裂が生じるように破損をします。目に見えるひび割れがなかったとしても小さな亀裂が発生していることに気づかずに使用を続けた結果、亀裂から徐々に水が漏れてしまうような場合や、トイレに座ったときの体重が原因で破損するといったことになりかねません。便器の交換となると便器を脱着して詰まり除去をする以上に修理費用がかかるので注意してください。

排水管も高温には対応していない

便器は排水管に接続されていますが、この排水管も高温に耐えられない素材で作られています。特にトイレは常温の水を使用することが基本となっているので熱湯が流れることは想定されておらず、お湯が流れることで排水管の寿命を縮める要因になります。

排水管は床下にあるため破損をしていても気づきにくく、階下への漏水や家の床下へ汚水が流れることで腐食やシロアリ被害を引き起こすこともあります。

自分で修理が無理な場合は業者へ依頼しましょう

ここまで紹介してきたようにトイレつまりと一言でいっても症状や原因はさまざまで、その対処方法も状態によって異なることがわかるかと思います。誤った方法で対処をしてしまうと被害が拡大するだけでなく費用もかさみますし、なにより生活に必要なトイレがしばらく使用できないように不便という点でも大きな問題です。

トイレつまりの除去は軽度なものであれば5分~10分、複雑な内容でも1時間ほどで完了する事例が多いので時間的にもトイレが使えない不便な時間を最小限にできるでしょう。詰まり除去では原因となったトイレットペーパーや異物を取り除くため再発の心配もありません。

イースマイルは365日24時間出張対応をしています。深夜早朝や正月でも出張費、割増料金なしで駆けつけいたしますのでまずはお電話からお気軽にご相談ください。

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トイレつまりを予防するためにできること

ここからはトイレつまりを予防するためにできることを紹介します。トイレつまりは普段の使い方である程度は予防ができますので参考にしてください。

こまめに掃除をする

トイレ掃除をしている主婦

トイレ掃除みなさんはどれくらいの頻度でしていますか?
一人暮らしの方であれば使用頻度も少ないので週に1回ほどのペースで行っていればきれいな状態を保てているかと思います。しかし、一緒の家で生活する家族が増えればその分使用頻度が増すので週に2回から3回ほど掃除をして汚れが蓄積しないようにしておくと安心です。

なかなか時間が取れないという方でも1ヶ月に1回以上はトイレ掃除を行うようにしましょう。特に排水管部分は細かな汚れが蓄積して流れが悪くなっていたり、尿石が固形化してきますのでこれを防ぐためにもトイレ掃除はトイレつまりの予防として有効です。

尿石が原因である黄ばみを掃除するのであれば酸性洗剤を使用するのがおすすめです。これは尿石がアルカリ性の汚れのため効率良く落とせるためです。詳しい掃除方法は下記の記事でも解説しているので参考にしてください。

一度に流さずに複数回に分けて流す

たとえトイレに流しても良いトイレットペーパーであっても大量に流すとトイレつまりの原因になることがあります。

トイレットペーパーは水でほぐれやすい構造になっているとはいえ、想定された使用量を大きく越えているとなかなか水が浸透せずに塊となって排水管へ侵入します。大量に使用することが予想されるのであれば途中で一度流しておくなど分割して流すことで対策は可能です。

異物を流さない

異物(=流してはいけないもの)を流さないというのはシンプルですが有効です。流してはいけないものは流さないというのは当たり前のように感じますが実際に修理の現場でもよく目にします。

誤って流してはいけないものを落下させてしまったのであればゴム手袋を着用して取るのが望ましいですが、目視できない状態であれば無理に作業して移動させずに専門家に任せてください。

また、トイレに花瓶などのインテリアを置いている家庭も多いです。トイレを快適に使用するために設置をすることは問題ありませんが、なにかの拍子で便器内に落ちてしまうような位置への設置は極力避けておくとこのようなトラブルを防ぎやすいです。

胸ポケットにあるボールペンなどもレバーを回す際にかがんで落としてしまうことがあるので気をつけていただけるとよいかと思います。

無理な節水はしない

私自身も過去にテレビで見たことがあり、小さい頃は実家でも親がやっていた記憶がありますが、トイレタンク内にペットボトルなどを沈めることで貯まる水の量を減らして節水をしているという家庭は未だに多いです。

また、以前お伺いしたお客様では大便を流すときにも節水としてレバーを「小」にしていたという方もいらっしゃいました。このようにメーカー側が想定していない無理な節水を行うと下水道までトイレットペーパーを送り出すことができずに詰まってしまいますので正しくトイレを使用するようにしてください。

最近はメーカーでも節水トイレの開発が進んでおり、従来のトイレと比較しても流す水の量は減っているのでこのような原因で詰まるケースは多いです。上記の方法での節水で節約できるお金は一度詰まってしまって修理を依頼する費用と比べると微々たるものですので注意が必要です。

節水トイレへのリフォーム工事はイースマイルでも行っているので節水をしたいと考えている方はトイレリフォームの相談もお待ちしております。

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